脳卒中のような「麻痺」が残ってしまうご病気があります。麻痺とは様々なタイプがありますが、この製品が特に有益に使用できるのは「弛緩性麻痺」の方々です。この麻痺は足に力が入らず体重を支えるのも、また意識的に動かすこともやや難しい状態です。本製品はその「ダラッー」としてしまった足を歩きのタイミングに合わせて、筋活動を支援してくれます。例えば、足を前に振り出すとき、その足はつま先が上がっていなくてはなりません。そうしないとつま先が引きずることになります。弛緩性麻痺の場合、これが難しいのです。足の引きずりや、外に足を回して距離を稼いだり、さまざまな歩行を行います。本製品ではかかとが床に離れたことをボタンスイッチが感知して、前脛骨筋（足先を上に上げる筋肉）へ電気刺激を行い、タイミングよくつま先を上げることができます。よって降り出しさえうまくやれれば引きずることもなく、歩容も改善傾向に向かっていくというリハビリテーションにおいてはかゆいところに手が届くものになっています。しかし課題はいくつか会って、この電気刺激ポイント（トリガーポイント）が人によって違うこと、さらには日によって違う場合があること。肌の感度に寄っては流す電流も変わってくることなど、機構を熟知していなければ対応できないことがたくさんあります。よって使いこなしているセラピストと一緒に学んでセルフ・コントロールできるようになることをおすすめします。日本全国で使用されつつありますので、ご興味のある方は一度ご相談ください。